先日、ウチの球根さんが、
入会している草木染めの会で
コチニールという材料を使って
染め物をしてきたと、
作品を持って帰ってきました。
部屋にたくさんのストールが
ぶら下げられています。
柔らかい色合いの仕上がりで
良さげに思いますね。
で、コチニールって何?
と聞いたところ、
とんでもない事実が
発覚することになりました。
わたスが、知らなかった
だけなんですけれど・・。
なんと、コチニールってのは、
カイガラムシから抽出する
赤い色素なんですって!
まあ、その辺で木にひっついて
スス病のもとになっている
カイガラムシではないそうですが、
なんてったって虫ですからね。
エンジムシとも呼ばれる
コチニールカイガラムシの
メスから作る染料らしいです。
ウチワサボテンに
ひっついているらしいですよ。
ウィキペディア オプンティアの項目より引用
そんな虫の材料で染めて
大丈夫なのかというと、
食品添加物としても使われていて
大丈夫なんだとのことでした。
この事実にはさらに
げええ!
でありました。
主にハムとかソーセージの
赤色はこやつのものなんだとか。
⇧ああ、確かに!
冷蔵庫にあった赤いかまぼこ。
さらにはおでん種。
おそらくはこの「赤ボール」
ってヤツに、だな。
虫食ってんのか、日常的に・・。
少なからず衝撃を受けました。
絵画に使われるクリムゾンってのも
コヤツの色らしいですね。
気になって、図書館で
食品添加物に関する本を
借りてきてしまいましたよ。
読むと買い物できなくなりますね。
(-ω-;)
さて、コチニールを使った
草木染は、媒染剤によっても
染められる物の生地によっても
発色が変わるらしいです。
それは草木の使った場合と
同じなんだそうですね。
わたスが思うに、虫使ってる時点で、
もはや草木染ではない気がしますが。
さて、球根さんが染めてきたのは、
鉄
チタン
アルミ
鉄とチタンを半分づつ
⇧左が鉄で右がチタンです。
球根さんの場合は、
鉄<チタン<アルミの順に
赤っぽくなったみたいです。
もっとも染物の生地が違いますから
媒染材の違いを正確には
反映していないと思います。
色の由来は気になりますが、
キレイな色が出てます。
おまけですが、クズ。
こういうのは、正真正銘の
草木染ですよね。柔らかいです。
虫で染めるって・・。
しかもカイガラムシ。
誰が考え出したんでしょうねえ。
でわ、また。
最後までお読みいただき、
ありがとうごさいます。