ウチワサボテンと聞くと
どんなサボテンを想像しますかね。
おそらく、ほとんどの方は
こんなヤツを思うのでは。
ですよね。
ウチワの形をしたサボテンだから
「ウチワサボテン」なんですよね。
ところが、シュッとした
細身の円柱みたいなヤツが
「ウチワサボテン」として
売られていたのです。
ラベルが間違って
付けられたわけじゃ
ないんだろうけど
実は違う名前があるんじゃない?
と、こう思ったわけです。
ウチワサボテンは
嫌な思い出があって
キライなんですが、
違うのなら面白い形だし
持って帰るかぁ、と
購入しました。
で、ホントは何なのか
調べてみることにしました。
コレが結構大仕事になったりして💦
サボテン科の下に
「ウチワサボテン亜科」
ってのがありまして、
この下には、
ウチワサボテン連
(オプンチア連)を含む
5つの連があるんですって。
亜科は聞いたことがあります。
「連」??、なんじゃそれ?
亜科、連というのは
分類が複雑な場合に、
科と属の間に
置かれる場合がある
特別な階級だそうです。
ようするに、
普通は「科 ー 属」となる階級が
「科 ー 亜科 ー 連 ー 属」
となっているわけです。
どんだけ複雑なの!
という感じですね。
で、このウチワサボテン連の下に
6つの属があります。
ブラシリオプンティア属
コンソレア属
ミクェリオプンティア属
オプンティア属(ウチワサボテン属)
タキンガ属
トゥニラ属
おそらく、この連のサボテン全部を
ウチワサボテンと言っちゃってるとか
そういうことなのではないかと。
なので、この属名を頼りに
画像を検索していきました。
ところが、出てくる画像は
みんなウチワ型。
ちなみにブラシリオプンティア属は
こんな形でした。
By www.biolib.de, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5850
ウチワサボテン連のモノでは
ないということだと、
結論付けました。
なので、捜索範囲を
拡げてみました。
亜科の下には
アウストロキリンドロプンティア連
キリンドロプンティア連
ウチワサボテン連→調査済み
プテロカクツス連
テフロカクツス連
の5つの連があるんだそうですが、
こうなったら絨毯爆撃です。
上から一つづつ潰していこうと
「アウストロキリンドロプンティア 」
と、やけぎみに打ち込んでみたらば、
いきなり、それっぽい画像が
表示されました!
「将軍」とか「姫将軍」とかいう
名前がでてきますね。
オー、似てんなー!
By Magnus Manske - Own work, CC BY-SA 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=14281574
「アウス~」という連の下に
「アウス~」という属が
あるみたいですね。
綴りはこう ↓
Austrocylindropuntia
分解すると
「Austro」+「cylindr」+「opuntia」
になるんですって。
南の円筒形のウチワサボテン
とかいう意味になるようです。
ラテン語だと「opuntia」は、
「刺のある」とかいう
意味だそうですけどね。
そうなのかー。
ホントかどうかは知りませんが、
自分的には納得。
ということで、今度は
将軍と姫将軍のどっち?
となるわけです。
結論からいくと
こいつは「姫将軍」ということに決定。
葉っぱみたいに
突き出ているのが
小さいからね、姫でしょ。
将軍の方は、
この葉っぱのような突起が
大きくて、刺も長くて
しっかりしたのが
生えているようです。
先ほどのウィキの写真は
そうなっていますよね。
こいつの棘は、短くて細っこい。
ということで、
命名「姫将軍」!
たくさんの子を吹くらしいです。
というか、既に吹いてるし。
雪晃の子どもより大きいのが
のんか腹が立ちますね(笑)。
でわ、また。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。