何の前触れもなく、忘れていたメロディーが、突然頭に浮かんでくるっていうことないですか?そして、それが何だったか思い出せなくて、気になってしようがないみたいな。
先日、車を運転していて、突然、
「ジャッジャージャカジャカ、ジャッジャージャカジャカ」
という、エレキギターのカッティング音が思い浮かんで、耳から離れなくなりました。気になって気になって、運転に支障をきたしそうだったので、たまたまあった自販機のある駐車スペースに、車を止めました。缶コーヒーでも飲みながらじっくり考えようというわけです。
余談ですが、というか、余談だらけなんですけれども、最近とあるメーカーの★★★オンとかでスタンプ集めたりしているので、ソイツのブラックをゴトンといただきます。おお、2ポイント。
さて、しばし沈思黙考。すると、最後の歌詞が浮かんできました。もちろん英語。
「にゅーよろぴーあーんず」
そう、たしか、そんな感じ。
バンドの名前は何だっけなー。僕の中では一発屋というイメージ。なんとかボックス。そうそう、「ウルトラボックス」という名前だ、キター。次々と思い出してきました。
BOX でなく、VOXだったよとか、確か、CMで聞いたよとか。
1975年にイギリスのロンドンで結成されたバンドです。ジャンルとしてはロック?、ニューウエーブ?。YMO とか流行っていたような気がします。そして、この「ニューヨーロピアンズ」は、彼らの4枚目のアルバム「ヴィエナ」に収録されています。1980年のリリースですが前3作に比べて、セールス的にはある程度成功したんでしょうねえ。だって僕が知ってるくらいだから。前3作については、タイトルすら知りません。
そして、僕が好きな曲の例にもれず、「ニューヨーロピアンズ」は、お酒のCMに使われ、日本で、市民権を得ることになるのです。そんなわけで、この曲は、日本だけでシングルカットされたという話ですよ。
CMに出ているのは、世界的なファッションデザイナーの三宅一生で、黄色いヘリコプターで登場してきます。おそらくは三宅一生デザインであろう洋服を着た美女たちを見つめながら、どこともなく飛び去って行くのでした。
最後に、ヘリからおりた三宅さんが、お酒をのみながら
「男の人生の半分は、女のものかもしれない」などと、のたまうのです。
そして、バックに流れるのは、
「ジャッジャージャカジャカ、ジャッジャージャカジャカ」
なのです。カッコいい。
Kazumi Kurigami - Suntory Whiskey - Helicopter
ホントに、イントロは今でもかっこいいと思います。
でも、このアルバムでは、他の曲はほとんど聞いていません。それが、イメージ的に一発屋という感じになっているんでしょうか。ファンの人ごめんなさい。
「三宅一世とヘリコプター」というお話でした。
でわ、また。