BASS ON TOP
おお、すごい響きのタイトルです。何がって?
ベース が トップ なんですよ。
- アーティスト: Paul Chambers
- 出版社/メーカー: Blue Note Records
- 発売日: 2007/08/20
- メディア: CD
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僕が生まれる前、1957年のアルバム。
ベーシストは、ポール・チェンバース。
この頃のジャズアルバムのライナーを読むと必ずクレジットされている人ですよね。
アルバムタイトルは、ベースを前面にという意味なのか、ベースが演奏をリードするという意味なのかは、わからないけれども、低音好きにはたまらないアルバムですよ。
しかも、ブルーノート。僕のような素人でも、ブルーノートと言えばジャズ。きっと、いいに違いないと思わせる何かをもっているレーベルですよね。
このアルバムにたどり着くまでは長かったのです。
まず、キース・ジャレットを先輩の勧めで知るところから始まります。キース・ジャレットを聴き漁るうちに、彼の「スタンダーズVol.1」で、「The Meaning Of The Blues」という曲を知ります。これもよい曲だあ。
で、「The Meaning Of The Blues」から「ジュリー・ロンドン」という人を知ります。そして、同時代の歌姫つながりで「ヘレン・メリル」を、そのメリルの1955年のアルバムから「Yesterdays」に、そして「Yesterdays」を求めてこのアルバムを知ったと、こういうわけです。
- アーティスト: Helen Merrill
- 出版社/メーカー: Polygram Records
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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当時、ベースをメインにしたアルバムなんかなかったそうなので、画期的な企画だったんでしょうねえ。
イントロからベースの音で始まりますが、通常弾くんですよね、弦を指で、ベースは。弾いてては、出ないですよね、この音は。
なーんて、思っていたら、弓で弾く奏法があるとかで。なんでも「アルコ奏法」とか言うらしくて、チェンバースは得意にしていたらしい。へえ、そうなんだ。
2分40秒あたりから、カルテットの演奏になりますが、ベースをそっとサポートしている感じが、心地よいですね。僕個人的には、前半のソロっぽいところの重苦しい感じが好きですけれどもね。
「ヘレン・メリルからチェンバース」にたどり着いたという、お話でした。
でわ、また。