秋です。拙宅の柿の木も実がおいしそうに色づいてきました。一般的に栽培されている富有柿です。植えてからなるのに諺通り8年かかりましたけど、その後は、順調に恵みをもたらしてくれています。
で、タイトルを見て、違和感を持ってもらえたらうれしい。
「柿と杮」
→ かき と かき
いや、
→ かき と こけら
です。 ゴシック体では、うまく表示されない。
拡大すると、こんな感じ。
よく、「何々球場の杮落し試合」とか「杮落し公演」とか記事に出てますよね。「こけら」と読むのは、知ってましたよ。
でもね、茅で葺いたのは「茅葺」、ヒノキの皮で葺いたのは「檜皮葺」、瓦で葺いたのは「瓦葺き」。
なので「かき」の木の板で葺いたものを「杮葺き」というんだと思っていたんですよ、僕は。
『「こけら」とは、材木を削った時に出る切り屑のことである。 新築や改装の工事の最後に、屋根などの「こけら」を払い落としたことから、完成後の初めての興行を「
あー恥ずかしい。
「かき」と「こけら」の字は違うんだぞということを学んだのでした。
つい最近のことです。
そういうことを思いながら、仕入れてきた「三社柿」の皮を吊るし柿にすべくムキムキしました。
一応、解説入れると、「三社柿」は富山県辺りで栽培されている品種で渋柿です。そのほとんどが、吊るし柿に加工されています。少し縦長の形をしています。
お正月には、炬燵に入りながら食べれると思っています。
「柿と杮」などという、ウンチクを語りながら、実は吊るし柿を作りましたという、何でもないお話でした。
でわ、また。