ジョー・ジョーンズ、ミルト・ヒントンというと、往年の名ドラマー、名ベーシストとして知られています。
知らねえなって?
まあ、私も、知らなかったんですよ。
興味がないとそんなもんです。
でも、何かのきっかけで、興味を持てば、ちょっとググるだけで、そういう情報がいっぱい出てくるので、ある程度のことは、すぐにわかりますね。そういう時代ですね。
たぶん、耳にしたことはあっても、右から左に流れてっちゃうんでしょうねえ。
何度も言いますけど、興味がないということは、そういうことです。
どこの誰で、有名か有名でないかということよりも、聞こえてくる音楽が、
「おおすごいね」、とか「ああ、いいねえ」と感じられれば、それで、いいじゃありませんか。
そして、ちょっと情報集めたら、あら、有名な人だったのねー、とかいう軽いノリで。
でですね、昔のアルバムなんですが、「パーカッション・アンド・ベース」(Percussion and Bass)というヤツの話です。
これね、1960年のアルバムなんですが 、初めて聴いたとき、そんな昔のモノとは思えませんでした。妙に新しい印象がありました。
なんだろうな。ベースが前面に出てるってところがそうなのかな。
っていうか、ドラムとベースの音しかしないんだから、当たり前ですか。
さっきの話じゃないですけど、そういう名プレイヤーがいるぞと知ってからの、その2人の名前が出ているぞ、ぐらいの感じで聴いただけですからね。インパクトがあったんですね、きっと。
1曲目の「Tam」、斬新ですね、ベースのこんな鳴らし方。
あとですね、何の予備知識もないまま聴いたので、7曲目の「The Walls Fall」を聴いたとき、どこかで聞いたなあって思ったんですね。途中で、これって「Battle of Jericho」じゃねえかって思ったら、そうでした。ネットで、こんなレビューを見つけました。
The highlight of this rather brief date is "The Walls Fall," a fascinating reworking of the old spiritual "Joshua Fit the Battle of Jericho."
「The Battle of Jericho」って、いろんなジャズ・プレイヤーが演ってるんですよね。
知らなかった。
というわけで、「往年の名ドラマー、名ベーシスト」2人の「Percussion and Bass」は、古いのに古さを感じさせないアルバムで中でも「The Walls Fall」は、心地よかったぞという話でした。
でわ、また。