妻の実家の床の間に三味線が袋に入れて置いてありました。何年もそのままになっていたのですが、それ程気にも留めていませんでした。
最近、久しぶりに何か新しい楽器を弾きたいなあと思ったときに、そういえばと思い出したのですよ。
で、妻が、実家に帰った際に「義母さんに話して、もし、使ってないなら借りてきてもらえないかな。」とお願いしましたところ、帰ってきた妻曰く、「あれは祖母ちゃんの形見だから譲れないけど、母さんが昔使っていた練習用ので良かったら、どうぞって言ってたよ。」ということで、別のモノを譲っていただけました。
妻「ただねー、皮が破れているのよー。祖母ちゃんのもなんだけどねー。」
私「直せるんかねー。」
妻「・・・。」
確かに、表も裏もばっくり裂けています。
うーんと悩んだ挙句、お店で聞いてこようと、早速行ってきました。
私「皮の破れた三味線、これなんですが、直して使ったりできますか?」
店「そうですね。中古の安いものでもウチで取り扱っているモノだと、〇〇〇円くらいからですから、直して使われた方が、お得かと思いますけど、何をなさるんですか?小唄?長唄?」
私「いやあ、そんなことまでは考えてないんですけど、ギターとかの感覚で和楽器を触ってみたいなあと思いまして。で、少し、やろうかなという気になったらお師匠さんにならってみようかなと、いうくらいの軽い感じなんですけど。」
店「ああ、そうなんですか。じゃあ音出すのに足りないものお揃えしておいくらになるか見てみましょうか?」
私「はあ、お願いします。」
なんていうやりとりがありまして、結局お願いしてきました。
無謀だったかしらん、とは思いましたが、和楽器って、ちょっと、憧れていたんですよ。
「三味線、上手に鳴らせることができたら、かなり、心地よいだろうなあ。」という話でした。
でわ、また。