この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング、のつもりがガーデニングがメインになっています。

墓じまい

義母の家には、お墓が2つある!

家のあるところの他に

少し離れた別の集落にも

お墓があると聞いたのが

今年の夏前のことでした。

 

義母には、来年には

義理の姉のところで

世話になろうかという話もあり、

身の回りを少しづつ

整理をしていこうかと、

そういう流れの中で

聞いた話です。

結果、離れたところのお墓を

しまうことになりました。

 

妻や義姉は幼い頃から

お参りに行っていたと言いますが、

私は、行ったことがありませんから、

妻たちも随分と長い間

お参りしていないんだと思います。

 

どうして2つあるのか、

義母に聞いても

よくはわからないようでした。

当然、妻たちが

その理由を知っているはずもなく、

実際、そのようでした。

 

墓じまいの当日、初めてそこへ

行くことになったのですが、

随分と山の中にそれはありました。 

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写真に写る建物が

この墓地のお寺です。

が、住職は常駐していなくて、

麓の義母の集落のお寺に

住んでいます。

 

お坊さんが来るのを

のんびり待っていると、

墓石の処分をお願いした

石屋さんが、下見に来たよ、と

ひょっこりと顔を出して

色々と教えてくれました。

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ここのお墓は、夫婦墓といって

夫婦2人だけのお墓なんだそうです。

2つありますから

2組の夫婦のお墓ということになります。

彫られた字の読める方は

嘉永2年と刻まれていました。

西暦で言えば1849年、

いまから170年以上

前のものになりますね。

夫婦だけのお墓ですから、

後々子孫が一緒に入ることもなく、

管理されないまま残ることも

多いそうです。

 

そもそも、今の

先祖代々のお墓(家墓)が、

建てられるようになったのは

檀家制度ができた

つい最近のことで

それまでは、個人ごとの

お墓だったそうです。

 

また、昔はお墓を建てるのも

相当お金がかかったそうで、

庶民は自然石をポンと

置いただけのお墓が

ほとんどだ、ということでした。

ですから、誰のお墓かなんていうのは

全く分からなくなったそうです。

 

義母の家では、土台の石が

新しかったので、

ちゃんと管理はしていたんじゃないか

とのことでした。

 

お坊さんにお性根抜きを

していただきました。

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こちらのご先祖様は、

麓の先祖代々のお墓に

入ってもらうそうです。

供養のあとふと辺りを見回すと

今では珍しくなった

アケビの実が、

たくさんと美味しそうに

ぶら下がっていました。

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チャノキもたくさん。

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気が付かなかったなあ。

 

義母の住む集落にあるお墓も

いずれはしまうことに

なるんだろうも思います。

うちのお墓とて、どうなるのやら。

先が見通せないのは

いつの時代も同じですね。

 

でわ、また。

最後までお読みいただき、

ありがとうごさいます。