この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング、のつもりがガーデニングがメインになっています。

ディア・オールド・ストックホルムって、すごい曲なんですよ。

ディア・オールド・ストックホルム

(Dear Old Stockholm)

というジャズの

スタンダード曲があります。

 

日本人好みの・・という表現をすると

叱られてしまいそうですが、

哀愁漂うこの旋律は、

まさしくそうだと思います。

 

実はこの曲、スウェーデンの

民謡なんですってね。

もとの民謡のタイトルは、

「Ack Varmeland Du Skona」

(アック ヴァルムランド デゥ シェーナ)

なのだそうです。

 

「Ack 」は、まあ!とかいう感嘆詞、

「Varmeland」ヴァルムランドは、

スウェーデンの地域名

(ノルウェーとの国境の辺りです。)、

「Du」は、あなた、

「Skona」きれいな、

という意味だそうです。

 

直訳すると、

「ああ、ヴァルムランド、あなたは美しい」

ということでしょうか。

 

実際には「麗しのワームランド」と

いう邦題がつけられています。

 

ジャズのスタンダード・ナンバーと

言われる曲には、そのオリジナルが

ミュージカルやフォークソングだ

というのは、決して

珍しくはないようですね。

 

さて、まず、この曲を

世に知らしめたのが、

スタン・ゲッツだ

と言われていますので、

それを聴いてみましょう。

www.youtube.com

 

どうでしょう?

どう聴いても悪くはないでしょ。

 

ゲッツが これを

「世に知らしめた」というのは、

彼がスウェーデンで

現地のミュージシャンと行った

セッションを、

これまた、現地のメトロノームという

音楽レーベルで録音し、

それが、アメリカで大ヒットした

ということからのようです。

1951年のことですね。

ザ・サウンド

ザ・サウンド

  • アーティスト:スタン・ゲッツ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2002/04/26
  • メディア: CD
 

 

その後、マイルス・ディビスを始め

多くのミュージシャンが

演奏をしています。

 

ここまでくると、原曲も

聴いてみたくなりますよね。

 

ですが、Youtube上には

「コレが原曲です」と

明示されているモノが

見当たりませんし、

そもそも聴いたこともないので

わからないんですね。

ただ、こんなのは、ありました。

www.youtube.com

 

Jussi Björling(ユッシ・ビョルリング)は、

スウェーデンのテノール歌手です。

1911年生まれと言いますから、

動画の表示が正しければ、25歳の時の歌声ですね。

ゲッツより少し前になります。

 

民謡というか、

ああん、なるほどね、

という感じではありますね。

 

あとですね、イスラエルの

フォーク・デュオ

「エスター&アビ・オファリム」

(Esther & Abi Ofarim)が

リリースした1968年のアルバム

「Up To Date」に

収録されているようです。

 

これは、Youtube上に

ありました。

www.youtube.com

 

おおお、トラディショナルな雰囲気

満載ですね。

こんな感じだったのでしょうかねえ。

 

このグループ、ちょっと

興味がありますので、

他の曲も聴いてみようと思っています。

 

「Up T Date」は

現在入手できないようですが、

このアルバムにも

収録されているようです。

Songs of Our Life

Songs of Our Life

  • アーティスト:Esther & Abi Ofarim
  • 出版社/メーカー: Polygram
  • 発売日: 1997/04/01
  • メディア: CD
 

 

まあ、民謡と言われているだけあって 

いつ頃からあるのかなんてことは、

わからないということみたいですね。

 

ウィキペディアには、

1840年代に

アンダース・フリュクセル

(Anders Fryxell)

という人が、ミュージカル

「ヴァルムランドの少女」

(Varmelanningarne)

の中で使ったと書いてあります。

歌詞はその時にフリュクセルが

作ったようですね。

ということは、それ以前から

旋律は存在したということでしょう。

 

そして、この旋律を良しとしたのは、

何もジャズ・ミュージシャン

だけではなかったようですね。

 

ドイツの作曲家「マックス・ブルッフ」

という作曲家が、自身の

「 Concerto for Clarinet, Viola, and Orchestra in E minor」

という、1911年頃の作品に

使っているそうです。

 

これのようですよ。

www.youtube.com

 

おお、なんとなくというより

ハッキリわかりますね。

 

まあ、そういう曲な訳ですよ。

 

ですので、ジャズのミュージシャンも

たーくさんの人が演奏してるわけですよ。

私のコレクションの中でも

ちょちょっと叩くと何人も

表示されるんです。

 

スタン・ゲッツ、マイルス・デイヴィス、

ロン・カーター等々

 

私的には変わり種ということで

リチャード・デイヴィスを

おススメします。

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ちょっと、重いですかねえ。

 

でわ、また。