パット・メセニーやゲイリー・バートンなどのアルバムで、その名前を知ったベーシストがいます。
デイブ・ホーランド(Dave Holland、1946年生れ)が、その人です。イギリスのベーシストです。若いときは、マイルス・デイビスのバンドに参加していました。
ソロ・アルバムに、「ワンズ・オール」(Ones All、1993年)という作品があって、私が最初に聴いた一枚になります。ベース一本で、録音されています。
これは、私の全く個人的な感想ですが、弾いて出す低音がベースのベースらしい音ではないかと思っているので、それが、ぎゅっと詰まっていると感じます。アルコで演っている曲も入ってはいますけどね。
もともとが低音好きなので、なんの抵抗もなく聴き入りました。
で、コレを皮切りに、もう一枚、もう一枚、とアルバムを聴いていくことになったのですが、そうした中に、「ハンズ」(Hands、2010年)と言うアルバムがあります。
ギターとベースのアルバムなんですが、コレはなかなか良いぞと、思いました。
非常に気に入っています。
スペインのフラメンコ・ギタリストのペペ・アビチュエラ(Pepe Habichuela、1944年生れ)との 作品です。
フラメンコというと私には「カスタネット」のイメージがついて回るんですが、残念ながら、カスタネットの音は入ってなかったですね。
代わりに、ハンドクラッピングやカホンの音が聞こえます。
それとメインの楽器はギターですよね。ベースとのコラボは意外でした。
フラメンコには、リズムなどによっていくつもの種類があるようですが、このアルバムでもいくつかの違う種類のモノが収録されています。ファンダンゴとかマラゲーニャとか聞いたことないですか。ソレですよ。
是非、フラメンコの世界へ!

- アーティスト: Dave Holland and Pepe Habichuela
- 出版社/メーカー: Dare2 Records
- 発売日: 2010/10/05
- メディア: CD
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1曲目の「Hands」 (Fandango De Huelva)とか2曲目の「Subi La Cuesta 」(Tangos)などが特にイイです。
「フラメンコ・ギターとベースの共演」には驚いたけど、その音楽は意外と心地よかったぞという話でした。
でわ、また。