「ヘルゲ・リエン」(Helge Lien)という方を知っていますか?
なに、ご存知!
やりますねえ。嬉しいですねえ。
え、「やりますねえ。」の意味が解らない?
深い意味はないですよ。「おー、同志よ!」くらいの意味で、どうぞ。
前に「What are you doing the rest of your life?」という曲の話をしました。
これですね。
私はこの曲好きなんですが、この曲をタイトルにしたアルバムでデビューをしたのが、先ほどの、「ヘルゲ・リエン」なわけですね。2001年のことです。
「ヘルゲ」っていうと、なーんとなく、ドイツっぽいですよね。そう思っていたんですが、残念。実は、この人はノルウェー出身のピアニストです。スカンジナビア半島の南端ですね。
スカンジナビアやオランダでも良くある名前だそうです。
アーチー・シェップ(Archie Shepp)の「What are you ~」繋がりで、ヘルゲを知ったわけなんですが、これ、なかなかよろしかったです。
ザ・ジャズトリオ!っていう演奏かなと思いますが、そこがイイと、思います。
北欧らしい。勝手な私の印象ですけどね。
来日もしてますね。今年も来るようで。
ところで、最近、「Brothers」(2017年)とかいうアルバムをお出しになったのです。
きっかけはこれ。
Adam Baldych & Helge Lien Trio "Love"
何じゃ、このあんちゃん!と思ったんですよ、曲と言うよりも。
そして、見た目と違って、すんばらしいじゃあないかと。
ポーランドのヴァイオリニストで、「アダム・バウディフ」とか読むらしい。
一方、ヘルゲの方も、スーパーサイヤ人みたいな頭の画像を見たことがあってね、興味があったんです。
先ほどの「What are you ~」とは趣がだいぶ違いますが、聴きごたえのあるアルバムでした。
いったい彼に何があったのかなどと、勝手に思っています。
「Prelude」から始って「Coda」で終わるコンセプト・アルバムになっているとか、どこかに記載があったような。
うん?、Codaって反復記号の反復先を表すんじゃなかったっけとか思っていたら、アルファベット表記の場合は、「結尾部」とかいう意味だとか聞いて、赤面。中途半端はいけませんね。
2曲目の「Elegy」なんか最高ですよ。
これは、やっぱり、夜ですね。
叶うことのない、狂おしいほどの感情に心を焼きながら、悶々とする夜に、
どうぞ。
「人って変わるんですよね。それを成長と言うんですかねえ。」、そしてヘルゲのそれは、私にとってとても心地よい変化だったよという話でした。
でわ、また。