「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」
ゴリゴリのスタンダード・ナンバー
ですよね。
えっ!違うんですか?
1937年のミュージカル
「ベイブス・イン・アームス」
(Babe’s In Arms)で使用された曲です。
使用されたというか
このミュージカルのために書かれた曲
とのことです。
直訳すると
「私のおかしなヴァレンタイン」ということに
なりますが、実際、それでいいようです。
歌詞もざっと見ると、
My funny Valentine, sweet comic Valentine
You make me smile with my heart
Your looks are laughable
Unphotographable
っていう感じですので、そういう歌のようですね。
「Unphotographable 」ってのは
「写真の被写体として向いてない」
ってことなんでしょうけど、ひどい言われようですよ。
ただ、あとで
Stay little Valentine, stay
Each day is Valentine's Day
などといってますからね。
ここがポイントなんだそうですね。
要は、「変わらないあなたのままでいてね」
ってことスね。
そして、名前の「ヴァレンタイン」と
「ヴァレンタイン・デー」を
かけてるんですってね。
Ella Fitzgerald - My Funny Valentine (High Quality - Remastered) - YouTube
面白おかしくけなしながら、
でも「好きよ」という歌でした。
そういう歌の割には曲調がマイナーですよね。
ソコんとこに多少の違和感を感じてしまいます(笑)。
だから私は好きなんですけれどもね。
ヴォーカルものでは「チェット・ベイカー」の
ヴァージョンをよく耳にします。
Chet Baker - My Funny Valentine - YouTube
イイ男ですね。
インストでは、マイルス・デヴィスのモノが
有名ですね。
Miles Davis - My Funny Valentine - YouTube
個人的には、ピアノのヴァージョンが好きですね。
例えばキース・ジャレット。
My Funny Valentine (Live At Philharmonie, Munich / 1986) - YouTube
透明感のあるキレイな演奏だと思います。
1986年の「Still Live」という
ライブ・アルバムに収録されています。
このアルバムは、評判イイんですよね。
例えばハービー・ハンコック。
Herbie Hancock - My Funny Valentine - YouTube
1978年の「The Piano」というアルバムに
収録されているヴァージョンですけどね、
繊細な雰囲気が好きですねえ。
イントロはちょっと「おおっ」って
感じですけど。
あとね、ハンク・ジョーンズ。
My Funny Valentine - Hank Jones Trio - YouTube
1956年の「The Jazz Trio Of Hank Jones」に
収録です。これは、イイと思うなあ。
なんでだろう?
- アーティスト: Hank Jones,Wendell Marshall,Kenny Clarke
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これは1956年のモノの再発盤のようです。+4曲になっている。
でわ、また。