この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング

昔は良かったのか、これからに期待するのか、さあどっち!

ジャズのスタンダード・ナンバーに

「Things Ain't What They Used to Be」

というのがあります。

 

この曲は、1941年に作られたのですが

ちょいと複雑な事情があったようで

そのことは「日本版ウィキペディア」でも

言及されています。

(以下ウィキペディアより引用)

1941年、デューク・エリントンもメンバーになっていた米国作曲家作詞家出版者協会 (ASCAP) に対するボイコット運動である、いわゆるASCAPボイコット(英語版)が起こった。

このためエリントンは、自作の楽曲をラジオで放送することができなくなった。

そこでエリントンは、息子マーサーや、ピアニストのビリー・ストレイホーンが書いた楽曲を使用することにした。

このときストレイホーンが提供した楽曲の中には、「A列車で行こう(Take the 'A' Train)」や「チェルシー・ブリッジ(Chelsea Bridge)」、「デイ・ドリーム(Day Dream)」が含まれていた。

また、マーサーは、「シングス・エイント・ホワット・ゼイ・ユーズド・トゥ・ビー」や「ブルー・サージ (Blue Serge)」、「ムーン・ミスト (Moon Mist)」を書いた。

デューク・エリントンの息子さんが

作った曲のようですね。

では、聴いてみましょう。

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いわゆるビッグバンドの演奏です。

 

ところで、この曲の邦題は

「昔はよかったね」なんですが、

その邦題が和訳としておかしいという

文章を話を読んだことがあります。

 

英語のことはよくわかりませんが

直訳だと「物事はいままでと違う」

ということらしいです。

 

実はこの曲には、

あとから歌詞がつけられていて

その内容は、決して

昔を回顧しているものではない

ということでした。

 

歌詞を紹介しておきますと

次のようなものです。

Got so weary of bein' nothin',

Felt so dreary just doin' nothin'

Didn't care ever gettin' nothin',felt so low

Now my eyes on the far horizon can see a glow

Announcin' things ain't what they used to be.

No use bein' a doubtin' Thomas,

No ignorin' that rosy promise;

Now I know there's a happy story yet to come.

It's the dawn of a day of glory: millennium

I tell you things ain't what they used to be

大体の意味は、

何もできなかった自分に対して

落ち込むばかりだったけれども

地平線を見る目の輝きは

これまでとは違うと告げている

ということらしいです。

 

ああ、なるほど。

だとすれば

全く逆の意味になりますね。

「もう昔の俺たちじゃない」

くらいの意味になるそうですよ。

 

ただ、歌詞がなかったら

どうなんでしょうか。

このタイトルだけでは

どう訳すのが正解か

わからないってことに

なるのですかね。

 

ではヴォーカルの

入ったヴァージョンを

聴いてみましょう。

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先ほどの歌詞には

ない(と思うんですが)

歌詞なんかも

歌っている気がしますね。

その部分の意味は

ワカリマセン。

 

まあ、確かに、

曲調といい

歌声の強さといい、

昔を懐かしんでいる歌では

ないようには思います。

 

さて、ビッグバンドものと

ヴォーカルものと、二つの

ヴァージョンを

ご紹介しましたが、

基本的にはわたスは、

これらのヴァージョンは

それほど好きではないのです。

 

私の好きな演奏形態は

トリオ以下なんですね。

 

レイ・ブラウンという

ベーシストのソロがありますので

それを聴いていただきましょう。

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ジョー・ベヌティという

ジャズ・ヴァイオリニストと、

ジョージ・バーンズという

ジャズ・ギタリストのアルバムに

収録されています。

 

レイ・ブラウンばかりでなんですが、

エリントンとのデュオがあります。

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レイ・ブラウンがイイですね。

え、ベースがフィーチャーされてれば

何でもイイんだろって?

 

そのとおり!

 

次のアルバムに収録されています。

アルバムのタイトルにある

ジミー・ブラントンという人は

1919年生れのジャズ・ベーシストで

1942年に23歳の若さで

死んでしまった人なのです。

結核だったそうですね。

デューク・エリントン楽団に

在籍していたそうで

その在籍していた2年だけが

彼の全てだそうです。

 

また機会があったら

ご紹介したいですが

黙々とリズムを刻むだけだった

ベースを、ホーン楽器のように

自由に弾きまくることが

できるようにした

人と言われています。

 

 

でわ、また。