昔見た「アサシン」という映画(リュックベッソン監督の「ニキータ」のリメイク版です。)で、Nina Simoneという人の「Black is the colour of my true love's hair」という曲を知りました。ちなみに、この曲は、映画の最後に近い部分のシーンでほんの少し流れているだけです。
あらすじをここで書いても何なのですが、シチュエーションとしては、主人公が、やっとできた恋人に別れを告げる場面です。サヨナラと直接言うわけではないんですが、彼女の「別れよう」覚悟が伝わってくるシーンです。効果的に使われていると思いますが、多分、聞き逃している人もたくさんいるのではないでしょうか。ほんの数十秒ですから。
この曲について色々調べてみると、traditional folk songということで、100年以上も前から歌われているようです。いろいろな人が歌っていますが、そのうち、いくつかのCDを手に入れて聞き比べたことがあります。Twilight Singers、Judy Collins、Paul Weller etc。どれも甲乙つけがたい感じ。曲そのものを気に入っているので、そんな感じになってしまうんでしょうね。でも、しいてどれかを選ぶとすると、私はやっぱり、Ninaでしょうか。
歌い出しも、「ブラ~~ック イズ ザ カラー」というやつと「ブラック、ブラック、ブラック イズ ザ カラー」というやつの二通りあるようです。Ninaは前者です。私が持っている音源はライブ録音なのですが、導入のピアノも、印象的で素敵です。一度、聴いてみてください。
- アーティスト: Nina Simone
- 出版社/メーカー: EMI Gold Imports
- 発売日: 2004/08/16
- メディア: CD
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「別れのシーンで流れた曲」 がすごくよかったという、お話でした。
でわ、また。