このタイトルを見ただけで、Pat Metheny Group(パット・メセニー・グループ)の「Offramp」というアルバム名が出てくる人はたくさんいるかもしれません。
1982年に発表されたこのアルバムは、翌年にはグラミーのベスト・ジャズ・パフォーマンス賞を受賞しています。そういうアルバムの2曲目にタイトルの曲が収録されています。レーベルはECMです。
当時の僕は、ECMから出される音楽を聴くことそのものに価値があるみたいに思っていて、アーティストやジャンルのくくりではなく、このレーベルから出されるモノを無選別に聴いている状態でした。それはそれで、聴く音楽の幅も広がったのかなとは思っていますが・・。
あれからウン十年、ひょっとしたことで、Anna Maria Jopek(アナ・マリア・ヨペック)というアーティストの「Are You Going With Me?」を聴く機会がありました。ラジオか何かだったと思うんですけど、最初は、どっかで聴いたことのあるメロディだなあという程度だったのですが、メセニーの名前が浮かぶまでにはそれほど時間はかかりませんでした。途中から流れてくるギターが、まさにメセニーのモノだったからです。
「Upojenie」という、彼女のアルバムの7曲目に収録されています。僕にとってはそれほど有名でもないヨペックとメセニーの組み合わせは何とも不思議でしたが、それについて経緯を書かれている人もいて、参考になりました。僕は単純に、自分が聴いていいなと思った曲を紹介しているだけなので、そういったことには触れません。
このアルバムは、なかなか評価の高いアルバムのようです。ヨペックのというか、メセニーとヨペックのアルバムという感じですしね。アルバムタイトルの意味は「エクスタシー」とか「虜」とかいう意味らしいですが、このアルバム全体に漂うイメージは、そんな感じです。
ずうーっと聴いていられる曲の一つだと思います。
「エクスタシー」いっぱいの音楽に「虜」になってしまったというお話でした。
でわ、また。