パット・メセニーの「Zero Tolerance for Silence」というアルバムがあります。1994年のリリースです。
私は、彼のデビュー当時からとは申しませんが、かなり前から彼の音楽を聴いてきました。その経験からも、概ね、彼の作品は私の感性に合っていたと思っています。つまり、好きだと。
おっと、赤面してしまう。
しかし、このアルバムだけは、「心地よい」と思ったことがない。
タイトルには「理解できなかった」といれてあるけれども、まあ、音楽というのは、合うか合わないかだと思っているので、「あわなかった」と読んでいただければよいのですが。理解するなんて、とんでもないことです!
で、一見、いや、一聴して、心地よくなかったモノでも、何回も聴いているうちに、合うというか、心地よい部分が現れてくるものなんですが、コイツの場合は、ソユことはなかったのです。
いろんな方が、異色ではあるけれど、ギターのココがどうだとか、自由奔放な演奏だとか評価をしていらっしゃいます。
しかし、私は断固として、コイツは
「雑音以外の何ものでもない」
と言いたいのです。
ああ、あくまで、シロートの「たわごと」ですので、どうぞ、お気になさらずに。
そうはいっても、イギリスの音楽雑誌「The Wire」でライターのBen Watsonが、これを「ゴミ」だと言ったとかWikipediaに書いてあるのだから、あながち間違いでもないと思うのですが、どうでしょう。
ちなみに、Toleraranceというのは、忍耐とか寛容とかいう意味らしく、それがゼロだと。何にかというと、それはSilenceだと。
つまり、沈黙には我慢がならない、とかいう意味になるようです。
だから、思いのままにギターを掻き鳴らした、そいうことでしょうか。
お約束なので、一応リンク貼っておきます。
なかなかの爆弾ですぞ。
パットが好きな私でも、Zero Tolerance for Silenceは、心地よくなかったぞという話でした。
でわ、また。