「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」(European Jazz Trio)というグループのアルバム、愛聴してます。
1984年の結成ですね。
結成時のメンバーは、
カレル・ボエリー(Karel Boehlee)ピアノ
フランス・ホーヴァン(Frans Van Der Hoeven)ベース
ロイ・ダッカス(Roy Dackus)ドラムス
でした。
1988年のアルバム「ノルウェイの森」(Norwegian Wood)がデビューアルバムになるのでしょうかね。
残念なことに1993年には、ボエリーはEJTを去ってしまいます。
ボエリーのアルバムについては、前にこんな記事を書いたことがあります。
その後、ピアニストに「マーク・ヴァン・ローン」(Marc van Roon)が入り、それ以来、今の構成で落ち着いているようです。
このメンバーでの最初のアルバムは「Memories of Liverpool」(1995年)で、副題に「ビートルズ賛歌」とあるように 、ビートルズの曲でいっぱいですね。
さて、彼らEJTの何が良いのか、というとですね、溢れ出る「ノーブルさ」といいますか、大陸の歴史を感じさせる「悠久さ」と言いますか、そういった雰囲気ですね。
哀愁の漂う、そして叙情的な音づくりが心地よいです。
それと、彼らが演奏する曲ですよね。
クラシックの名曲やポップスなど、私が聞きなれた音楽をまるで、スタンダード・ナンバーのように聴かせてくれます。
そういった部分を商業用ジャズと呼んで、色々おっしゃる方々もおられるとのことですし、「日本人向けのヤラセバンド」であるというような記事も見た気がしますが、聴きやすいというのは、大事なのでなかろうかと、シロートとしては思います。
そうだとすると、まあ、ノせられているということになるんですかね。
イイじゃあないですか、そうだとしても。
ただね、昔(2005年)、WOWWOWでアムステルダムでのサロンコンサートを放送していたのを観たのですが、いい雰囲気と演奏だったと思いましたけどね。
DVD、でてますね。ピアソラの「リベルタンゴ」入ってるんですけど、 これは良いですよ。あと、S&Gの「スカボロ・フェア」もね。
アルバムは、どれも素敵だと思うんですが、私的にはクラッシックの方がより良く聴かせてくれている気がするので、2000年のアルバム「アダージョ」(Adagio)なんぞが、おススメではないかと。
全13曲なんですが、12曲目の「24 Prelude Op.28-20」、ショパンの曲ですけど、イイですよ。実に心地よい。
ということで。
でわ、また。