日本が世界に誇るジャズ・プレーヤーの一人にトランペッターの「日野皓正」がいますね。
昨年、違うことでも話題になりましたけどね。
若いときは、結構、露出もあって、名前だけは昔から知っていました。
こんなのとか。
こんなのとか。
流れてましたよね。
もっとあったような気がしますけど、検索できたのはこんなところでした。
まあ、これらにしても、なんとなく、そうだったかなあぐらいに思い出される程度ですけど。
で、知ってはいましたけど、昔はあまり聴かなかったですね。
むしろ、聴こうとしなかったと言った方が正解ですね。なぜなら、トランペットに苦手意識があったからですね。
中坊のとき、ブラス部だったんですケドね、トランペットって花形だったんですよね、そのせいかどうかは知りませんがね、ペット吹いてる先輩とかがね・・・、あまりいい思い出がありません。そういうことです。
そう言いながら、クリフォード・ブラウンなんかは、聴いたりはしてましたけどね。
なぜでしょう。一貫してませんね。まあ、人間なんて、そんなもんでしょう。いや、それは、私だけか。
一貫している方は、大勢おられますもんね。
で、じゃあ、なぜ?という話になるんですが、彼の場合は単に、菊地雅章からのアプローチだったわけなんです。
菊地雅章というのは、もうお亡くなりになりましたけど、「ぷーさん」と呼ばれたピアニストですね。「まさぶみ」とお読みするんですね。結構長い間「まさあき」と読んでました。
彼のアルバムなどの関係から、日野皓正を聴いてみようかな、と思うに至ったわけです。
で、最初に聴いたアルバムというのが、2007年の「エッジズ」(Edhes)と「カウンター・カレント」(Counter Current)、この二つです。
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- 発売日: 2007/09/19
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正直、「エッジズ」は、しまったと思いましたね。
私のような人間が聴くべきモノではなかったと。フリージャズというんですか、現代音楽というんですか、そういう類いの雰囲気で一杯だと感じてしまい、聴いて聴けないことはないんですけど、ちょっと、疲れました。
なので、「カウンター・カレント」をプレーヤーのトレイに入れるまでに、かなりの時間がかかりましたね。デュオがクィンテットになって、音の種類が増えた分、聴きやすかったような気もしますが、やはりこちらも、正座して「さあ、聴かせてもらおうか」という覚悟のいる音楽でしたね。
多分、聴きこめばだんだん心地よくなってくるんでしょうけれども、いまだにそう感じないのは、どうもまだ、聴きこみが足りないようです。
そんな状態だったので、昔のアルバムに逃げました。昔のモノなら、そんなに攻めてないだろうという考えですね。外れてはないと思ってます。
何枚か聴きましたが、皓正と言えば、これっ、なのでは。
日野皓正初のフュージョン・アルバムと言われていますね。1979年の作品です。
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こっちの方がぜーんぜん聴きやすいですね。
このアルバムですと、ラストの「ブルー・スマイルズ」(Blue Smiles)が一番好きですね。
一旦、潜ってから浮上すると、心地よいぜえ、という話でした。
でわ、また。