この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング、のつもりがガーデニングがメインになっています。

メッキー・メッサーのモリタート → マック・ザ・ナイフ なんだって。

ジャズ・スタンダードの源は、

ミュージカルにあり。

 

以前に「三文オペラ」という

単語を出したことがあります。

 

これですね。

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この「三文オペラ」に出てくる

盗賊団のボス

メッキー・メッサーという人の

「モリタート」についての話です。

俗に「メッキー・メッサーのモリタート」

と言われています。

ここで???ですよね。

「モリタート」って何って話ですが、

三文オペラの冒頭で、

メッキー・メッサーの

悪行三昧を手回しオルガンの調べに乗せて

歌うわけです。

これを言うようですね。

日本語で「殺人物語大道歌」とか

言われているモノです。

語源は「mordtat(殺人)」らしいですよ。

 

それがね、「マック・ザ・ナイフ」として

ジャズのスタンダードナンバーに

なっているんですね。

 

メッキーがマックに、

メッサーがナイフに

なったのはわかりますが

モリタートはどこへいったのさ?

って思いません。

原題がドイツ語で

「Die Moritat von Mackie Messer」

英語で

「The Ballad of Mack the Knife」

日本語で

「匕首マッキーのバラード」

だそうです。

 

「匕首」ってのは、「あいくち」で、

鍔のない短刀のこと、

つまり、あちらでいうナイフですね。

 

モリタートがバラードになって、

結局、省略されたわけですね。

 

 

逆にモリタートだけが残って、

「モリタート」という

曲名で収録されている場合も

あるようですよ。

みんな同じ曲だということですね。

まずは、「三文オペラ」のモノを。

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対訳がついていてよくわかりますね。

この音が手回しオルガンなわけですね。 

余談ですが、「Mackie」は、

「マッキー」と読めるんですが

ここでは「メッキー」と聞こえますね。

 

さて、ジャズ・スタンダードとしての

「マック・ザ・ナイフ」では、

ヴォーカルでは、

エラ・フィッツジェラルドが

有名ですね。

聴いてみましょうか。

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このほか、ボビー・ダーリンとか

いう人の名前もよく聞きます。

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この2曲もオリジナル同様、

なんとなく明るいノリの曲ですよね。

歌詞はとんでもないですけど。

 

美空ひばりさんのがあったので

それも聴いてみましょう。

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日本語ですから

よくわかりますね。

 

私の好きなのはこれですね。

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これに入っております。 

VAVOOM

VAVOOM

  • アーティスト:BRIAN SETZER ORCHESTRA
  • 出版社/メーカー: INTES
  • 発売日: 2000/07/31
  • メディア: CD
 

 

インスツルメントだと、

どうでしょうか。

やはり、よくいわれるのは

ソニー・ロリンズの

「モリタート」ですね。

先ほどの残り全部省略パターンですね。

彼の「サキソフォン・コロッサス」

というアルバムに収録されています。

このアルバム自体が

「名盤」といわれていますから

興味のある方はどうぞ。

サキソフォン・コロッサス

サキソフォン・コロッサス

  • アーティスト:ソニー・ロリンズ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/08/24
  • メディア: CD
 

メンバーも、

ピアノがトミー・フラナガン、

ドラムがマックス・ローチと

有名人が名を連ねています。

 

私が好きなのは

スタンリー・クラークのモノですね。

こんな感じでス。

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これに入っておりますよ。 

 

Standards

Standards

 

 

いかがでしたか?

え、あまり、かわんねーなって?

 

まあ、結局 

「メッキー・メッサーのモリタート」も

「モリタート」も 「匕首マック」も

「マック・ザ・ナイフ」も

みーんな同じっという話ですからね。

 

でわ、また。