お店で、CDなんぞを探していると、突然、辺りが気になって、そわそわしてしまうジャケットってないですか? ありますよね。
別に、ソレが目的で、ソノために探していたわけでもないのに、そそくさと、目を離して、元に戻してしまったりして。
僕なんか、小心者ですから、特にその傾向が強いので あります。
ルイス・ヴァン・ダイク・トリオ(Louis van Dijk Trio)の「Ballads In Blue」というアルバムも、そんなジャケットを持つアルバムの一つです。
ええ、買いましたとも。
ほかの何枚かに紛れ込ませることなく、単品で。
エッチな雑誌を思い切ってカウンターに出す少年のようにおどおどしながら。
店員の女の子に「なにこの人、こんなCD買っちゃって!」と思われているに違いないとか考えながら・・・。うそうそ。
さて、ルイス・ヴァン・ダイクは、オランダのピアニストです。1941年生まれです。
大体にして、この世界で活躍している人は十代で何かしら頭角を現していたりするのだけれど、この人も19歳ぐらいから世に出ているようです。
さて、アルバムは、押しつけがましくなく、品のいい演奏ぶりです。齢を重ねたゆえのものという気もします。かといって、枯れてもいません。瑞々しさもあります。
などと、偉そうにいってみる。
「Triology」というバッハ風のものがあったりして、面白い内容だと、思いますし、「Ballads In Blue」というタイトルのとおり、青いイメージの曲でいっぱいです。
中でも6曲目の「Estate」、こいつは秀逸です。
オ・ト・ナを感じさせる1曲ですよ。
ぜひ聞いてみてください。
「エステート」が、心地よいと言う、お話でした。
でわ、また。