「幻の10年」
原題は、「Happenings Ten Years Time Ago」。
1966年、ヤードバーズの曲ですよね。
ジミー・ペイジとジェフ・ベックという大御所二人が、リード・ギターをとった曲です。
もちろん、リアルでは聴いたことはないですよ。
私はね、「クリエイション」の「Pure Electric Soul」(1977年)っていうアルバムでカヴァー・ヴァージョンを聴いたのが最初です。
ちょうど、「スピニング・トゥ・ホールド」が流行ってましたね。プロレスの「ザ・ファンクス」のテーマ・ソングでした。それ目当てで、例のバスのジャケットのLPに手を出したんですよ。そうしたら、最後にコイツが収まっていたんです。
なんて、カッコいい曲なんだと思いました。日本人もやるじゃねえかと、素直に思いましたよ。あとで、「あっ、オリジナルじゃあないんだ」と、ちょっと寂しかったスけど。
それから、ヤードバーズの原曲を探すことになるのですが、そもそもがシングルでしか出ていないということなので、なかなか出会えなかった。確か、アメリカ版のベストにしか収録されてなかったのではないかと。
なので、途中で、「トッド・ラングレン」(Todd Rundgren)の「誓いの明日」(Faithful、1976年)などに寄り道したりして。
このアルバムの1曲目が「幻の10年」ですね。ちょっと、すっきり系です。
余談ですが、2曲目の「Good Vibrations」(ビーチ・ボーイズのアレです。)も、なかなかの仕上がりだと思います。
そして、ようやく、再発版の「Roger The Engineer」(1984年、オリジナルは1966年)でやっと聴くことができました。
今聴いても、十分新鮮に聞こえてしまうのは、思い入れのせいでしょうかねえ。
歌詞は、こんな感じですが、私程度の語学力では、何言ってんだか、ちーともわかりません。
Meeting people on my way
Seemingly I've known one day
Familiarity of things
That my dreaming always brings
Happenings ten years time ago
Situations we really know
But the knowing is in the mind Sinking
deep into the well of time
Sinking deep into the well of time
なんでも、「デジャヴ」と「輪廻」のお話だそうです。
なるほど、そう言われれば、どこかで会ったような人に出会うみたいな感じに訳せないこともないですかね。ま、ソコはいいや。
- アーティスト: Yardbirds
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「幻の10年の意味はよくわからないけれども、ギターのリフが、カッコいい、と思う」ぞと、それが心地よいぞ、という話でした。
でわ、また。
今は、どんな曲でも手に入るよねえ、デジタル化されちゃってるから。