北欧のジャズ・プレーヤーの雰囲気って、いいですよね。
北欧ジャズと称して、いろいろと紹介している人もたくさんいますよね。
そういう、情報を頼りに、心地よいアルバムを日々、開拓しています。
ほの暗い、オイルランプの灯りのなかで、瞼を閉じてしっとりとしたナンバーに、身を委ねる~なーんて、妄想しちゃっています。窓の外は、キーンと冷えきった雪景色がベストですよね。
まあ、我が家を取り巻く環境は、そういうシチュエーションとは、まったくかけ離れていますから、少しでも近づけようとする努力すらままならないのではありますが。
何にしても、妄想には限界がないので、気を付けなければなりませんなあ。
さて、そんな北欧のピアニストに、「ヤン・グンナル・ホフ」 (Jan Gunnar Hoff)って言う人がいます。「ジャン」とか「グンナー」とか表記もされている場合もあるようです。
この人、来日したことがあるので、ご存知の方もいるのではないでしょうか。
彼の「Stories」(2017年)というアルバムを聴きました。きっかけはこんな商品説明です。
「ピアニスト、作曲家の私にとって音楽とは、深みの探求であり、いろいろな感情とピアノをつなぐ架け橋を探り求めることでもある。旅は私をどこへ連れていくのか、旅はどう終わるのか。最初は、はっきりとはわからない。忘れてならないことは、作曲と即興から構成される全体像をどう自然な姿に作るかといことだ。《神のみぞ知る》のような古典的な歌は、ひとつひとつが物語であり、それぞれのスタイルで語られなければならない。そうした歌をアルバムに作りあげることは、心躍り、実りあることだった」(ヤン・グンナル・ホフ)。
HMV onlineの商品説明より
本人の弁らしいですが、実際聴いてみると、確かに、そういった覚悟みたいなものを感じたような気がしました。(ココ大事ですね。あくまでも“気がした”だけです。勘違いってことはよくありますしね。)
話は変わりますが、この人は「Living」という、こんなジャケットのアルバムも出しています。
最初にジャケットを見たとき、「ティエリー・ラング」とか「ウォーレン・バーンハート」とかのアルバムを思い出しました。
これです。
どちらも、好印象のアルバムでしたので、何の根拠もない相関関係を期待してゲットしました。
根拠はありませんでしたが、私は「当たり」だったと思っています。 こういうの、大事だと思っています。
ジャズというより・・・ニューエイジ、あるいは、クラッシック。ああ、そういえば、ネットではクラッシックとジャンル分けされていたような。
キース・ジャレットのインプロビゼーションがお好きな方にはピッタリかと思いますがどうでしょう。
でも、クラッシックのように、「さあ、聴くぞ」みたいな覚悟はいらないかと。まあ、私の場合ですが。
ぜひ、春のまどろみの中で、お聴きください。
ジャケットの「鍵盤に置かれた手が、ミョーに期待させますよ」と、そして聴いてみたら、期待どおりに心地よかったですよ、という話でした。
でわ、また。