リチャード・デイビス(Richard Davis)という
アメリカのベーシストがいます。
この人が同じくアメリカのドラマー
エルヴィン・ジョーンズ(Elvin Jones)
と共同名義で出したアルバムがあります。
ジョーンズは、ケイコさんとおっしゃる
日本人の奥さんがいた方ですね。
親日家でもあったようです。
そんなこたあ、いいんですよね。
はい、スイマセン。
アルバム名を「ヘビー・サウンズ」
(Heavy Sounds、1967年)
といいます。
収録曲は以下の6曲です。
1. Raunchy Rita
2. Shiny Stockings
3. M. E.
4. Summertime
5. Elvin's Guitar Blues Guitar
6. Here's That Rainy Day
ドラマーとベーシストのアルバムですが、
のっけからサックス全開のアルバムです。
1曲目の「Raunchy Rita」ですけどね、
カッコいい、と思います。
フランク・フォスター(Frank Foster)
というひとですがね、サックスは。
自分の曲ってこともあるんでしょうが
ノってる、ように聞こえます。
ドラマーとベーシストのアルバムですので
当然のように7分過ぎから、
ベースのソロがありますが、
良いと思いますよ。
どの曲も悪くないと思ってますが、
私が一番、唸ったのは
4曲目というか、B面の1曲目というか、
の「Summertime」です。
前にこんなことを書いておいて
なんなんですが、
このアルバムの 「Summertime」は、
お聴きになったほうが、
良いのではないかと。
いわゆるアルコによる
ベースの音から入ってくるんですよ、
しーずかに。
ドラムがこれを
そっとサポートするイメージですね。
2分半あたりから、
普通に弾くんですけどね、
妙な色っぽさを感じます。
感じません?
6分あたりから、ドラムソロが
2分ほど続きまして、
アルコのベースが
フェードインしてくる感じでしょうか。
好みはあると思いますが
ラストのベースの「鳴き」
印象的です。
11分オーヴァーの曲になってますけど、
最後まで、真剣に聴けちゃう、私でした。
是非とも、どうぞ。
でわ、また。