「Indigo jam unit」という
日本のグループがあります。
クラブ・ジャズっていうんですかね。
そういうジャンルだそうです。
なかなかカッコいい音楽をやる人たちで、
とっても好きだったのですがねー、
残念ながら2016年に
活動を休止してしまいました。
そんな彼らのアルバムの中に
「Impression」というカヴァー曲の
アルバムがありましてね。
ジャズのハービー・ハンコック、
クラシックのラフマニノフ 、
ロックのレッチリ、
つまりレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、
といった、いろんなジャンルの曲を
カヴァーしています。
インスツルメントなんですが、
いいアルバムだと思います。
あ、もっとも彼らは
インスツルメントのグループなのですが。
で、実は、このアルバムの中に
ニーナ・シモンの
「See-Line Woman」という曲も
入っているんですよ。
コイツが実にカッコ良かったんですねえ。
私、ニーナ・シモンが好きで
良く聴くんですが、
この「See-Line Woman」という曲は
まったく知らなかったのですよ。
えっ、知らないのに、わかったのかって?
だって、そう書いてあったんですもん。
早速、彼女のアルバムを探しました。
いくつかのアルバムがありましたが、
最も古いのは1964年の
「ブロードウェイ・ブルース・バラッズ」
というアルバムでした。
打楽器とハンドクラッピングの音がなかなか心地よい曲です。
「See-Line Woman」という、
タイトルの意味がわからなかったので
少し調べてみました。
彼女は、フォークロアと言われる
昔からの曲を、歌うことが
結構あるのですが、
これもそうした歌のひとつでした。
こういう場合、奥が深いんです。
けれども、私などでは、
浮かび上がれなくなってしまいますから、
潜りませんよ。
「See-Line Woman」は
「 Sea Lion Woman 」とか
「See Lyin' Woman 」、
「C-Line Woman 」などとも
言われているそうで、
港々にいて、船乗りを相手にしている
女性の歌なのだといいます。
歌詞を少し載せておきます。
See-line woman
She drink coffee
She drink tea
And then go home
See-line woman
See-line woman
Dressed in green
Wears silk stockings
With golden seams
See-line woman・・・
© Warner/Chappell Music, Inc
wikipediaより引用
フォークロアには、
格言的な、あるいは戒め的な
内容のモノも多いように思いますが、
この曲も、船乗りや、
彼らを相手にする女性をとおして、
そうした何かを伝える歌なのでしょう。
何かがナニかは、お子様の私には、
ハッキリとはわかりませんけど
Empty his pockets
And wreck his days
なんて歌詞もありますからね。
でわ、また。