我が家にはコナラの木がありました。
や、今もあるっちゃあ、あるんですけど。
子どもが小さい頃に
山で拾ってきたドングリを、
庭に埋めておいたら
あれよあれよという間に
大きくなったのです。
子どもにドングリ拾いを
させてやろうとか、
大きくなれば夏の木陰作りに
一役買うだろうとかで、
そのまま大きくしてきました。
もう20年は経っているかもですね。
高さも、4mはあったでしょう。
2019年10月の勇姿?です。
秋とはいえ、葉っぱがスカスカでしょ?
全盛期には、ほんとにいい木陰を
提供してくれていました。
ここ2、3年、葉の繁りが悪いな
と感じていましたが、
ついに今年は若葉を
出すことはありませんでした。
( TДT)
小枝を手折ってみると、
ポキポキ簡単に折れてしまいます。
このまま放置しておくと
風の強いときに幹が折れる
恐れがあります。
倒れると母屋に当たって
危険なので、伐採することにしました。
格闘すること小一時間。
大振りの枝を落とし、
幹は、地上から二メートル半ほどで
切り倒して、伐採完了です。
葉っぱがついてないので、
思ったより早く処理できました。
それと、ノコを入れた感触は
枯れ木のソレでしたね。
妙に空が明るく広く感じます。
疲れた身体に鞭打って、
切った枝を短く整理しました。
細いものはガーデンシュレッダーで
粉砕してマルチングに、
太いものはDIYの材料に
しようと思ったので、
長いまま残しました。
ところで、なぜ枯れちゃったのでしょう?
蟻がたくさんいたので、
蟻が住み着いて枯らしたのかと
思っていましたが、どうも違うようです。
蟻はそんなことしないとか。
「カシノナガキクイムシ」という
昆虫の媒介する菌によるものみたいです。
カシナガと呼ぶようですが、
木を食べているのではなく、
木をかじって開けた穴に
カビの仲間を菌を、植えつけ
この菌を食べる昆虫なんだそうです。
問題なのは、この菌は、生きた木から
栄養を吸収して、繁殖するのですが、
そうすると木の外側の部分で
水を吸い上げる機能が低下して
枯死することになるそうです。
なんということでしょう。
蟻はカシナガの幼虫を、
餌にすることがあるらしく、
そのせいでたくさん
見かけたのでしょうかね。
木の皮はボロボロと
剥がれ落ちてしまいます。
しかし、切り口は健康そうで
水を吸い上げられなかったようには、
まったく見えません。
おそらく、この下の幹を
輪切りにすると見えてくる
のかもしれません。
で、こやつら、表にある
ウバメカシに取りついたみたいなんです。
取りつくというと悪霊みたいですけど、
木にとってはそうかもしれません。
カシナガはたちの悪いことに、
太い木を狙って、
潜り込むそうなんですよ。
こちらは植え付けてから
30年は経っています。
太さで言えばコナラより
大きいですね。
そいつの樹皮が、コナラと同じく
浮いてきているんですよね。
根元には、ヤツらが木に
穴を開けたときに出た
と思われる木屑が落ちています。
昨年はこんなことは
なかったように思います。
どうしましょう。
o(T△T=T△T)o
薬注ったってねえ、
林業者じゃないし・・。
取り敢えず、家にあった
蟻フマキラーを
穴という穴に吹き込みました。
カシナガがあけたモノかどうかなんて、
関係なしです(笑)。
幹に引っ付いた木屑が痛々しい。
果たして効果があるでしょうか。
相手は蟻じゃないからなあ。
でわ、また。
最後までお読みいただき、
ありがとうごさいます。