ウォーキングの途中で、
葉を落とした木にぶら下がってる
綺麗な緑の物体を発見。
ウスタビガ( 薄手火蛾 ・薄足袋蛾 )
という、ヤママユガ科の
大型の蛾の繭です。
野蚕と呼ばれる種類で
糸が取れるのだそうですね。
MUSASHI-Sakai2 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=26914966による
葉が繁っている間は、
この色のせいで
なかなか見つけられませんが
木々が葉を落としている今の時期は
この黄緑色が目を惹きます。
しかも見事な造形美です。
下がふくらんだ微妙な、
それでいて美しい形に
うっとりですね。
ウスタビガの「薄手火」っていうのは
提灯のことらしいですよ。
細く長い糸の先に
ぶら下がった繭の様子を、
そのように見たのでしょう。
蛾は4月頃に孵化して
6月頃には繭を作るそうです。
秋には羽化してしまうということで、
今の目にしているこの繭は、
空き家のはずですね。
次の日に行くと
くっついていた枝が
折れたのでしょうか、
下に落っこちていたので
拾ってきちゃいました。
小学生か!
中ほどに、穴が開いているのが
気になるところです。
裏返すと、もっと開いてます。
なんでしょう?
繭の上部は、
閉じられているわけでなく
隙間があります。
成虫はココから出てくるそうですが、
雨とかが、ココから侵入してくると
内部が水浸しになって、
中のサナギが死んじゃいます。
なので、おしりの方に
水抜の穴があるらしい。
ありますね。
ウィキペディアによれば、
「触ると「キュー」と音を立てる」
らしいですぞ。
聞いてみたいものです。
と、思っていたら
なんと、動画がありました。
たしかに「キュー」と聞こえますね。
繭に多数開いている
穴については、
結構調べたのですけれど
これといった手掛かりは
見つけられませんでした。
繭に卵を産み付けることが
あるらしいので、
孵化した幼虫が
齧っちゃったとか
あるんでしょうかね。
でわ、また。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。