この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング、のつもりがガーデニングがメインになっています。

ミチノクフクジュソウの群生地

フクジュソウは、ご存知ですよね。

春に黄色い花を咲かせる

アレですよ。

 

江戸時代には、

春を告げる草という意味で

「福告ぐ草」という名前が

使われていたそうですね。

また、咲き始めるのが

旧暦の正月頃(今の2月頃)

ということで、

「元日草」という呼び名も

あるんだそうですね。

 

属名の「Adonis」は、

ギリシャ神話に登場する

美少年の名前に

由来しているそうです。

 

日本には、

エダウチフクジュソウ(Adonis ramosa)

ミチノクフクジュソウ(Adonis multiflora)

キタミフクジュソウ(Adonis amurensis)

シコクフクジュソウ(Adonis shikokuensis)

の4種が自生しているようです。

 

福寿草は、市販されているのを

見たことがありますが、

お庭で見るというよりは

山間の枯草の中から

ひょっこり顔を出しているのを

見る方が、合っているなあと

思いますね。

そんなわけで、

先程の四種類のうち、

ミチノクフクジュソウの

群生地があるというので

見に行ってまいりました。

 

山間の休耕田、というか

耕作放棄地に近い感じです。

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急斜面の棚田ですね。 

この土手の部分に

固まって咲いていました。

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たくさん咲いているところは

立ち入り禁止になっています。

遠くから眺めてねと言うことでしょう。

 

地元の小学生が書いたと思われる

「持ち帰らない」

「立ち入り禁止」

という看板が、

いたるところに設置されていました。

そういう人が少なからず

いるということなんでしょう。

なんとなく、やるせないですね。

 

立ち入り禁止でないところにも

フクジュソウはそこかしこに

咲いていました。

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フクジュソウは、

キンポウゲ科の他の植物の

例にたがわず毒草です。

www.kokochiyoi-blog.com

 

地面から出たばかりの芽はフキノトウに、

葉っぱはヨモギに似ているということで、

誤食することが多いようですね。

 

ところで、ふと思ったのですが、

群生と群落は何がどう違うんでしょうね。

 

ちょっと調べてみると

群生(ぐんせい)

同一種類の植物が1か所に群がって生えること。

群落(ぐんらく)

一定範囲の場所に生成し、互いに連関している植物の個体群全体を指す。

となっていました。

 

なんか難しい気がします。

調べて更にわからなくなる

パターンですね。

 

フクジュソウが

かたまって咲いていることを

言うのなら群生で、

フクジュソウも含めた

その場所の状況を

言うってのが

群落ってことですかね。

植生の最小単位とか

解説しているところも

ありましたので、

そうだとすると

ちょっとわかりやすいですね。

 

調べてもよくわからない、

理解できないことって

たくさんありますね。

 

結局、一般人が使うのは

「群生」なんでしょうね、きっと。

 

春を求めて(もう春なんですが)

山に入って、黄色い幸せを

見てきましたよ、っていう

お話でした。

 

でわ、また。