球根さんに突然、
「オリーブの枝、切ってもイイ?」
と聞かれました。
しかもにっこり笑って。
何やらたくらんでいる様子。
( ゚ε゚;)
「いま切っちゃうと花咲かないから」
「どうして?」
「去年伸びた新枝に花芽が付くんだって」
と言って、丁寧にお断りしました。
狙われてるぞ、オマエ。
なんでも、オリーブの葉っぱで
染めたいものがあるというんですよ。
「花咲いてからなら、イイけど」
と言うと、あっさりと
「そう」
と、すぐに諦めた様子。
ちょっと拍子抜けでしたね。
毎年、一房ぐらいしか
花咲かないんですけど(笑)。
後から分かったのですが
余所様からいただいた
在庫があったようですねェ。
どれだけの量を染める
つもりだったんだでしょう?
まあ、ホッとしました。
翌日、外出から帰ってくると
一風変わった香りが
漂っていました。
どうやら、材料を
煮出し終わったようですね。
煮出しに使われたとおぼしき
ホーロー鍋の使い込まれた感じが
何とも言えませぬ。
洗えてないんじゃなくて
もう落ちないんでしょうね。
上が1回めの煮出し液、
下が2回目の煮出し液です。
2回目の方が薄いのか
と思いきや、逆なんですねえ。
不思議です。
これは一晩おいた液で
煮出した直後より
濃くなっているとのこと。
なかなか奥深そうです。
煮出した後のオリーブの
葉っぱは、自然に還るように
畑に撒かれていました。
こいつが、
こうなっていました。
それほど色が
抜け落ちたようにも
見えませんね。
4回ぐらい煮出すことも
あるそうです。
で、コレで染めると
どうなるかというと、
こうなるみたいです。
これは、媒染材に
アルミ(ミョウバン)を
使ったそうです。
明るい黄色ですね。
もっと濃いのかと思ってました。
実は、媒染剤には主に
銅、鉄、アルミを使うことが
多いらしいのですが、
重い金属を使う方が
暗い色合いになるようです。
オリーブの場合は媒染材に
鉄を使うとオリーブ色に
なるらしいですよ。
今回はアルミだったので
この色なんだと教えてもらいました。
見てみたいぞ、オリーブ色の
フェイスタオル。
こんな色合いらしいですね。
オリーブの葉でオリーブ色って
出来すぎなような気もしますが
桜で染めると桜色になりますから
間違いないんでしょう。
なので、球根さんに
お願いしておきました。
もちろん、材料のオリーブは
提供しますよ(笑)。
でわ、また。
最後までお読みいただき、
ありがとうごさいます。