恋は愚かというけれど
原題は、
「I'm A Fool To Want You」
フランク・シナトラの
歌だったかと思いますが
彼の歌では聴いたことがなかっんです。
これを書くにあたって
聴いてみたんですよ。
シナトラってこんな声だっけとか
思っちゃいました。
1951年の録音なら、
彼はまだ40手前ですから、
私がテレビなどで
見聞きしたことのある声よりは
随分若いことなりますもんね。
オーケストラのバッキングは
好みの問題にもなりますが
この曲には、あってるんでしょうね。
本当に有名な曲で
スタンダードナンバー中の
スタンダードと言っていいんですが
私のコレクションには、
あまりないんですよ。
ざっとみると、これだけでした。
チェット・ベイカー※
リサ・エクデール※
ビリー・ホリデイ※
リンダ・ロンシュタット※
デクスター・ゴードン
エリック・アレキサンダー
(※はヴォーカルもの)
ヴォーカルが多いのは、
たまたまなんでしょうけれども
インスツルメントより
ヴォーカルのある方が
曲に合ってる気がしますね。
リンダ・ロンシュタットっていうのは
ロック・ポップの歌手で
1970年代に「You're No Good」
のヒットでスターになった人なんですが
1980年代にはジャズも
やるようになったんですよ。
話のタネに聴いてみましょう。
雰囲気がシナトラと同じだなあと
思ってみれば、
実はバッキングはシナトラと同じ
ネルソン・リドル ・オーケストラでした。
重すぎて、逆に聴いていて
ツラくなっちゃうんですが、
やはりこの曲はビリー・ホリディが
一番なのでしょうか。
いろんな人が言ってますが、
若い頃の彼女と比べると
ホントに艶のないかすれた声ですけど
すごみがある、心を揺さぶられる声
というのはわかる気がします。
でも心地よいかというと・・・。
もともとが暗い歌ですから
この曲に心地よさを求めるのも
お門違いではあるんですけどね。
ではインスツルメントでいくつか
ご紹介しましょう。
有名なのはデクスター・ゴードンでしょうか。
フレディ・ハバードの
トランペットが盛り上げてくれます。
エリック・アレキサンダーは
動画がなかったですね。
代わりに、私は持ってないんですが
アート・ファーマーの動画がありましたので
紹介しておきます。
以下、収録アルバムです。
Gentle Ballads II by Eric Alexander Quartet
- アーティスト:Eric Alexander Quartet
- 出版社/メーカー: Venus Records
- メディア: CD
このほか、ピアノでは
キース・ジャレットの
スタンダーズのものが
ライブであるようなんですが
まだ、手元にないんです。
でわ、また。