文旦のピール作ったという
お話をしましたよね。
「ピール」には、名詞としての
「果物の皮」という意味のほかに、
動詞としての「むく」とか
「はぐ」とかいう
意味がありますよね。
皮剥き器をピーラー(peeler)といいますもんね。
この、「むく」とか「はぐ」とか
いうところに、並々ならぬ
刺激性を感じるのは
私だけでしょうか?
え、単刀直入に言えって?
では、直球で。
「Peel me a Grape」っていう
曲があるんですよ。
私の語学力では訳せません。
「Peel a Grape」だと、
葡萄をむく、でしょうねえ。
「Peel」のあとの「me」がね・・。
どういう意味なのでしょうか?
と言う話です。
デイブ・フィッシュバーグ
(Dave Frishberg)というアメリカ人の
手によるものだそうです。
英語版のWikipediaに
記述がありますね。
どぞ。
1962年の作詞作曲のようですね。
で、どんな曲かと言うと
こんな曲です。
Diana Krall - Peel Me a Grape - YouTube
いい曲でしょう?
ダイアナ・クラール(Diana Krall)の
「ラブ・シーンズ」 (Love Scenes、1997年)
というアルバムに入ってます。
さあ、問題の歌詞に
参りましょう。
全文は、ググっていただければ
イイかと思います。
ところどころつまんでみました。
Pop me a cork, french me a fry
Crack me a nut, bring a bowl full of bon-bons
Chill me some wine, keep standin' by
Just entertain me, champagne me
Show me you love me, kid glove me
Best way to cheer me, cashmere me
I'm getting hungry, peel me・・・
あれもこれも「私に・・」という
作りだと思うんですが
最後は、おもわせぶりに「peel me」だけ。
歌のテンポもゆっくりで
歌い方も、明らかに違いますよね。
「Pop me a cork」のところで
コルクの抜ける音が入っているのは
愛嬌だとしてもですよ。
Here's how to be an agreeable chap
Love me and leave me in luxury's lap
Hop when I holler, skip when I snap
When I say, do it・・・
変な方向に意図的に解釈したくなりませんか?
ま、ダイアナ・クラールのヴァージョンは
そいう感じにとれてしまいますね。
昔のヴァージョンだと「アニタ・オデイ」の
歌がありますね。
Anita O'Day & Cal Tjader – Peel Me A Grape - YouTube
だいぶ違いますね。
「peel me・・・」で終わらずに
「a grape」も歌ってますし、
「When I say, do it・・・」で終わらずに
「jump to it」って続きますね。
だとして何か意味が変わるのかどうかは
私にはわかりませんが。
いずれにしても
何か危険な匂いのする
歌だと思います。
締めに、もう一曲。
Connie Evingson * Peel Me A Grape - YouTube
私は、これが一番好きですね。
ベースがいい味出していると思います。
コニー・エヴィンソンについては、
また今度書くのでよろしくお願いします。
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でわ、また。