ホワイトゼノアってのは
イチジクの品種の名前です。
我が家のイチジクですね。
今年は、まあ、豊作といっていい
出来だったと思います。
イチジクは、一般的に
夏果と秋果があります。
そして、その生り方は、
品種によって違います。
夏果しかならないもの、
(キング、ビオレドーフィンなど)
(ちょっと今、狙ってるんですよね。)
秋果しかならないもの、
(蓬莱柿、セレストなど)
そして、ゼノアのように
夏果も秋果もなるもの
(枡井ドーフィンなど)
があります。
この夏と秋の違いは、
夏果は前年に伸びた枝に、
秋果はその年の新梢に、
実がなるという違いです。
ところが
我が家のゼノアは、今年
初夏(6月頃)に実をつけ、
晩夏(9月頃)に実をつけ、
そして今(11月)、実をつけています。
もっとも、初夏のものは
完熟することなく
落果してしまいましたけど。
昨年はどうだったかというと、
今年と同じように
初夏のものは、完熟せずに落果、
晩夏のものは、ソコソコ収穫しました。
ただ、11月の今頃に、
実が肥大していた記憶は
ないのですね。
先ほどの話に戻りますが
夏果の花芽というものは、
じつは、冬前に
できているのだそうです。
それが冬を越し、
肥大して、実となるのですね。
ん?
もしかして、ソイツが
でっかくなっちゃってる?
まさかねえ。
ゼノアの実は、もともと
そう大きくはないのですが、
今採れている実は
それと比べても
心持ち小さいですね。
フェイジョアと
並べてみました。
かなり小さいのですが
ご覧のように
熟したことを主張して
色づいていますよね。
そして、美味しくいただけています。
どうなんでしょうかねえ。
来年の初夏に、夏果がなかったら、
(落ちちゃうとしてもね。)
そういうことだったと、
理解しときましょうか。
もしそうだとすると、
今年の秋が暖かかった
っていうことになるんですかねえ。
全体的に見れば、
葉っぱは黄変して
もはや冬を待つだけの
状態になっています。
いちじくの枯葉が乗つて僧の下駄 井上雪
井上雪さんというのは、
金沢出身の作家です。
イチジクは晩秋の季語だそうです。
でわ、また。