人生初の山小屋泊登山、
こんな年になって行けるとは・・。
ということで第2章です。
大雪渓をアイゼン無しで
登ることになったところまで
お話しました。
その後ひたすら
大雪渓を登っていきました。
予定では「葱平」というところで
昼食をとることになっていましたが、
日程が押しているので、
少し手前でとることになりました。
ソコからの眺めですね。
わたスのプロトレックでは
標高1,800mと表示されてますから
誤差を足し込むと2,000mは
楽に超えているのではないかと。
とすれば、この辺り?
まだ先が長そうです。
が、今年の大雪渓は
雪が少ないというので、
人影の見えるあの辺りが
もしかすると大雪渓の
終わりなのかもしれません。
⬇
にしてもえげつない角度ですねえ。
予測したとおり、
昼食を取った場所から
10分ほど登ると登山道は
大雪渓を右の方へと
それていきました。
30mほども登ってますね。
だんだんと誤差が
大きくなっているのかもしれません。
このルートは秋道らしく
いつもの夏のコースではない
ということでした。
そこではたくさんの花が
咲いていましたよ。
このあたりが葱平だ
ということでした。
ミヤマキンポウゲですかね。
ピントが💦ミヤマクワガタ?
虫じゃないですよ(笑)。
同じくピントが💦のウルップソウ?
真ん中のオレンジのがクルマユリ、
その下の細長いのがテガタチドリ。
左上の白いのや右上の紫のは
なんなんでしょうねえ。
左に見える雪渓は
尋常でない角度になってますし、
1部クレバスみたいになってました。
ココで雪渓とはお別れし、
頂上へと向かいますね。
咲いているのは
イワオウギしゃないかと。
で、順調だったのはココまで!
拍子岳に見下ろされるこの場所で
この写真を撮った14時42分直後、
わたスの両足が突然悲鳴を上げました。
両足の全筋肉がツったンです!
全筋肉ってのは大袈裟かもしれませんが
体感的にはそんな感じでした。
10cmも足が上がりません。
というか力が入れられない!
後続のメンバーにも追い越され、
最後尾になっても足は復活しません。
「ツリ」に効くという漢方薬をいただき、
湿布もいただいて貼ったのですが、
足に力を入れるたびに、
あらぬ筋肉が全力で縮もうとする
そんな状態になってしまいました。
当然、写真なんかとっている余裕は
まったくありません。
つきっきりで面倒を見てくれる
リーダーに申し訳ないやら、
足の痛みが治まらないやらで・・。
山岳救助隊にレスキュー依頼か?
とまで思いました💦
ようやくのことで避難小屋にまで
辿り着いたときには、
1時間以上も経過していました。
地図ではこのあたり。
標高2,430m辺りです。
プロトレックとの誤差は
200mから300mを
行ったり来たりですね。
で、改めて思います。
70〜80mほどしか
登れていません。
あと400mもあるのに!
あと5時間もかかってしまいます。
大丈夫か、おれ!
ただ、この後幸いにも
少しだけ足が
動くようになりました。
16時31分、
標高2,553mに到達。
40分近くかけて120m。
あと残り300mです。
鬼のような階段を登り、
ようやく村営頂上宿舎に
辿り着いたのが17時28分。
ココで標高は2,730mです。
誤差は300m近くありますね。
向こう側に目をやれば、
目的地の白馬山荘が見えました。
まだあと100mも
標高差があるんですよ。
でも目的地は見えています。
メンバーの誰かが
こちらを見ている気もしてきました。
人影が見えるんですよね。
まあ、景色を見ているのかもですが。
っていうか、当然そうでしょう(笑)。
18時ちょい過ぎ、
なんとか目的地に到着しました。
ヽ(`▽´)/
サスガにしんどかったです。
で、すぐに食堂でご飯を食べました。
だって18時20分までに、
ってなってんだもん。
お天気もよく、食事後は
日本海に沈む夕日を見て
就寝しました。
正面の山は旭岳だと思います。
⬇白馬山荘
まあ、レスキュー隊の
お世話にならずに済んで
良かった良かった。
でわ、また。
最後までお読みいただき、
ありがとうごさいます。