三十三間山ってご存知?
まあ、地方の低山なんぞを
ご存じの方なんて
地元の方ぐらいしか
おられんでしょうけど。
かくいうわたスも
知りませんでしたからね。
地元じゃないし(笑)。
で、感のいい人はもう
お気づきかと思いますが、
あの三十三間堂に深〜い
因縁がある山なんです。
実は、建立の際に棟木の材木を
切り出した山が、この三十三間山
と言われておるんですよ。
ウィキペディアには「伝説」と
書かれてましたので
はっきりした根拠は
ないのかもしれせんが
なかなか興味深い話ではあります。
場所はこの辺り。
北は日本海、南は琵琶湖てす。
GoogleMapより引用
さて、登山道はおよそ4キロ、
高低差は800mと
わたスには、ちょいと
ハードルの高い山ですね。
そんな山になぜか?というと、
実はわたス、今年から
地元のトレッキングの会に
入会を、いたしまして、
初めてその会の山登りに
参加をしたというわけです。
まあ、洗礼ですな(笑)。
リュックも新調しました。
さて、おもむろに出発です。
登山道の入口には
このような金網が・・。
イノシシなんぞが里におりて
田畑を荒らさないようにする
防護柵ですが、
最近ではそこかしこに
設置されています。
それだけ被害が
大きいわけです。
入ってしばらくは、
このようになだらかな
幅の広い林道を
歩いていきました。
脇を見れば、
マグリットの騙し絵のような
風景が広がっています。
黙々と歩けば、まもなく
地図にあった風神の滝です。
行程の4分の1を
早くも歩いたことになりますね。
「余裕じゃん」、
とほくそ笑むわたス。
しかし、道幅は
随分と狭くなってきました。
傾斜も若干キツく
なっている気がします。
それでも、割と楽に
地図の「最後の水場」まで
やって来ましたね。
所要時間およそ40分。
残り2.4kmです。
ココの標高は250m。
出発地点が100mですから
およそ10%の
勾配だったことになります。
が、ふと先を見やると、
尋常ならぬ傾斜の
登山道が延々と
続いているじゃ
あ〜りませんか!
ここからが、本番てわけかい。
水場からさらに40分、
休憩地点の夫婦松に
到着しました。
ぱっと見、何が夫婦松なのか
分かりませんでしたが
横に回って理解しました。
二股に分かれた松の木が
かつてココに立っていたんですな。
で、ココの標高は
およそ500mで、
歩行距離は800m。
250m登ったことになります。
げ、勾配が30%オーバーに
跳ね上がっています。
サスガに、足が
厳しくなってきましたが
まだ残り1.8kmの距離と
300mの標高を
克服せねばなりません。
大丈夫か・・。
不安が頭を過ります。
先を見れば、コレですからね。
言葉少なに黙々と
歩きますね。
いやあ、もう、無理かと
思い始めたその時、
風神の石碑のある場所に
到達しました。
頂上まで700m!
しかもその向こうが明るい!
尾根に出るのか?
ココの標高は720mで、
歩行距離は800m。
220mを登りましたから
勾配は27%強です。
もうひと踏ん張りですね。
尾根に出ました。
頂上まで真っ直ぐですね。
勾配ももうそれほどでもありません。
ここから10数分歩いて、
なんとか頂上に辿り着きました。
いやあ、辛かった(笑)。
手前の原っぱからの眺望は
素晴らしかったですね。
滋賀県と福井県の境にあるので
日本海や三方五湖、琵琶湖が
見えるらしいのですが、
雲が低くて琵琶湖は見えませんでした。
⬆三方五湖
滋賀県側の眺望ですが
このとおり、雲が低くて
琵琶湖は見えていません。
残念ではありましたが、
この眺望を楽しむために、
もう一度来る気力体力が
あるかと問われれば、
答えに窮するところですね(笑)。
今回は、なんとか会の先輩方に
ついてはいけましたが、
来月は白馬岳なんですよ。
行けるかなあ。不安です。
最後に山を下りて、
麓から三十三間山を
見てみました。
写真の中央に、
細い線のようなものが
写っていると思います。
その隣の山ですね。
この細い線は、
山頂付近にあった
このアンテナ線です。
いやあ〜、
頑張ったなわたス(笑)。
でわ、また。
最後までお読みいただき、
ありがとうごさいます。